窓花/中国の切り紙

―黄土高原・暮らしの造形/フィールドワーク

展覧会概要

広大な黄色い大地の広がる黄土高原、
人々は、崖に横穴を掘って作ったヤオトンと呼ばれる土の家に暮らす。

 

この家の唯一の開口部である優雅な細工の格子窓には、小さく美しい切り紙「窓花」が飾られる。農村の女性達の手で作り続けられてきた「窓花」は、移り変わる季節とともに色褪せ破れ、新年を前に新しいものに替えられる。
それは厳しい自然の中でぽつんと咲いた小さな花であり、彼らの暮らしにはなくてはならない存在だ。

「窓花/中国の切り紙」展は、現地での長期フィールドワークをもとに、展覧会と書籍を通して、ヤオトンの生活空間や作り手の女性達にも焦点を当て、より深く暮らしに分け入りその魅力に迫る試み。
春節や婚礼、葬儀、刺繍などの端整な手仕事……様々な場面で登場する紙の造形も紹介。
展覧会場では、儚く脆い、だからこそ、この世とあの世のあわいを行き来し、生と死そして再生の姿を映す紙の花の姿を、実物の展示や映像インスタレーションなどで構成する。

 

さあ、あなたも「窓花」をめぐる旅へ!ようこそ。

 

→福岡アジア美術館の展示会場の様子はこちらから。
→生活工房(世田谷)の展覧会の関連イベントはこちらから。

 


展覧会情報

「窓花/中国の切り紙―黄土高原・暮らしの造形」

会期:2013年10月18日(金)―2014年1月28日(火)
会場:福岡アジア美術館アジアギャラリーB

主催:福岡アジア美術館
*休館日・アクセス等は下記、美術館サイトをご覧ください。
http://faam.city.fukuoka.lg.jp/

 

生活工房ロゴ

「窓花/中国の切り紙―黄土高原・暮らしのフィールドワーク」

会期:2014年2月28日(金)―2014年3月16日(日)
会場:生活工房 ギャラリー3・4F

主催:せたがや文化財団 生活工房

http://www.setagaya-ldc.net/

*関連イベント情報はこちらをご覧ください。